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去る9月13日土曜日の夕刻、環アジア太平洋諸国を網羅する第6回ウラジオストック国際映画祭、名づけて<パシフィック・メリディアン(太平洋子午線)>が開幕しました。
会場となった「OCEAN」のエントランス階段には数千のウラジオストック市民や招待客がロシアの人気俳優や外国からの俳優、映画関係者らをひとめ見ようとつめかけ、フェスティバルの名誉会長であるセルゲイ・ダーリキン沿海州知事、スター俳優たち、映画フォーラム会長のセルゲイ・ステパンチェンコと顔合わせしました。
映画祭のオープンセレモニーは伝統にのっとり「星の道」からはじまります。各国の人気スター、映画監督、プロデューサー、映画祭のパートナーたちは嵐のような喝采の中を次々と青い絨毯に沿って階段をのぼっていくのです。その中には国民的映画スターのラリーサ・ルジ―ナ、リュドミーラ・ヒチャーエヴァ、アントン・マカルスキー、インゲヴォルグ・ダプクナイテ、スベトラーナ・プロスクーリナほか、続く外国からの代表にはデンマークのプロデューサー、ヴィベッケ・ヴィンデロフ、日本からは女優兼監督の桃井かおり、映像学の扇千恵、高名なハリウッドスターであるユル・ブリンナーの息子のロック・ブリンナーなどなど。
本年のオープニングセレモニーは、わが国の人気女優インゲボルグ・ダプクナイテがつとめました。映画祭会長のセルゲイ・ステパンチェンコは、彼の言葉によれば、この<パシフィック・メリディアム>は、モスクワで開かれる多くの映画フォーラムに遜色のない一大映画祭だと述べ、この映画祭の意義を強調しました。またロシアの国民的アーティストは「大統領が替わることがあってもわれわれは残るでしょう」と豪語していました。そして「フェスティバルのよき航海を」という祈念の言葉に続き、時鐘が鳴り渡り華麗に映画祭の幕が切って落とされました。
フェスティバルのプレス代表によれば、このパシフィック・メリディアム映画フォーラムへの関心は年々高まり、各国からの参加者と参加作品も年々増大しており、本年は、40ヶ国からの参加と昨年より100本多い500本の映画がよせられ、この映画祭のプログラムでは24ヶ国の代表作品が上映される予定だと語っています。そしてコンクール・プログラムでは、15ヶ国からなるノミネート作品長編15本と短編9本が競い合います。
フェスティバル基金の賞金は10万5000米ドルです。




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